前回の「レミニセンス現象」からの続き。
レミニセンスとは追憶とか回想するという心理学用語です。
今回の記事は睡眠習慣と言うより
行動習慣と言った方がよいかもしれませんね。
前回の事例で、ピアノの練習は反復練習ですが、
確かに反復すると成果はでますが、
同時に抑制作用も出てきます。
抑制作用が出始めると反復すればするほど、
集中力がなくなり「飽き」がくるので
練習が逆効果になります。
反復練習より効果的な成果を出すには、
練習したことを一度、消化し整理することです。
休憩をして気分転換をするのも有効ですが、
最も効果的な方法が睡眠です。
言っておきますが、
適当に練習して寝ると、何でも出来るようなるという
魔法のような現象ではありませんよ。
実はね、
レミニセンス現象を起こすには少しコツがいるんです。
入眠の直前に、 「視覚」「聴覚」「身体感覚」をフルにつかい
頭の中で上手く出来ている状態をイメージする
メンタルリハーサルを行なって睡眠をとる
それだけです。
そうすることで一日行なったことが、
睡眠をとっている間に自動的に整理して明日に備えてくれます。
かなり横道にそれたので、
この辺で、睡眠習慣の話しに戻しますね。
そんなことを言っている私も
数日前から、睡眠時間が不規則な状態が続いているので
就寝時間の調整を行なっています。
不規則な睡眠時間を調整する方法は、
起床時間がポイントではなくて、
就寝時間を調整するのがベストです。
例えば、私の理想の睡眠時間は6時間なので、
22時までに就寝する習慣を身につければ
私にとって、とても作業効率が良い
早朝に目覚めれるようになれるんです。
今の状態は22時に就寝しても
途中で目が覚めますが、
気にせずに22時に寝ることを徹底しています。
そうそう、もう一つ大切なことがあるんです。
明るさなんです。
睡眠は月あかり程度の明るさが理想的だと
知っていましたか?
自然界の動物の本能なんでしょうね。
月あかりを0.2~3ルクスとすると
豆電球の明るさは9ルクス程度なので、
豆電球は消して寝た方が良いということになります。
明るすぎると、睡眠を促すメラトニンというホルモンが出ません。
体内時計をリセットするために、朝、太陽光を浴びる理由は
メラトニンを止める作用があるからなんですね。
そんなメラトニンも加齢とともに減少します。
高齢になると朝早く目覚めたり、夜中に目が覚めます。
これは私も歳ととったということでしょうか(笑)