今日はコーチングセッション前に行なう
オリエンテーションについてお話します。
私には認知症のお袋が
田舎で一人暮らしをしているので、
月に一度、お袋に会いに帰ります。
遠く離れて暮らしていると、
親子でさえ、誤解を生むことがあります。
それが他人となると、
ちょっとしたミスコミュニケーションで
取り返しがつかないことになるので、
私は初対面のオリエンテーションを
大切にしています。
初対面のお客様と話す時、
まず、お互いを知ることをお伝えします。
他人同士が、より信頼関係を構築し、
セッションの成果を確実にするためには、
双方のことをある程度、知っておいた方が
良いですからね。
では、どのようなことを知っていれば
効果的なコーチングに繋がるかを
まとめてみました。
・お客様のリソース
スキル、才能を有している分野、ネットワーク
例えば、目的達成の為に友人、又は周囲の中で、手本
となる人物、又は協力を期待できる人物の有無。
・お客様が本心から欲していること
もし自分自身で実行する条件が整って
いる場合、何をするか。
子供の時に何をしたいと思っていたか。
現在持っている具体的な欲求は何か。
・お客様の障害
現段階の精神面で抱えている問題の有無。
目的達成の妨げになるような思わしくない
習慣や考え方の有無。
・お客様の本質
何を感じて、何を必要としているか。
望んでいる将来とそれに対して現在の姿。
楽観し過ぎていることは何か。
義務感にかられ我慢していることは何か。
・コーチを必要とする真の目的
例えば、自分自身の成長の為、抱えている問題の
解決の為、自信回復の為、他者との差をつける為、
自分自身の幸せの為、支えとしてなど・・
以上のような事柄を共有することで
お客様自身が再認識することができる上に、
コーチング成果と目的を達成した時の結果が
大きく変わってきます。
当初、記事で書くようなことではないと
思っていましたが、先日、お客様から
質問があったことで、
コーチが普通に行なっていることが
お客様にとっては、逆に不信感に繋がったり
不安に思うこともあるので記事に上げました。
上記のことをオリエンテーションの場で
全てお聴きすると言うことではなく
予めお会いするまでに記入して頂く
課題も含まれています。
これらは個人情報なので、
当然、コーチにも守秘義務ありますので、
双方が納得した上で、より信頼関係を
構築できるようなオリエンテーションの場を
作ることを心がけています。
