いよいよ2018年、来週くらいから
新年会シーズンでしょうか。

新年会と言えば、

何かと初対面の人と会う機会が多くなるので、
自分なりに身だしなみには気をつけています。

私たちは初対面で相手を観た時に
五感を無意識に使って観察します。

表情、ヘアースタイル、服装、アクセサリー、
コロンの香り、体臭、清潔感、雰囲気、声

などなど

 

前回、第一印象は短時間で
ラベリングされるとお伝えしました。

一度悪いイメージでラベリングされると、
次に会った時にいくらイメージを変えても、
最初のイメージを書き換えるのは難しく、
相手の悪いとこ探しをします。

不思議なもので、
相手から嫌われていると
こちらの「嫌われているかも」という
表情や行動が相手に伝わるので
さらに相手の嫌い度に拍車をかけます。

 

第一印象と言えば
こんなことがありました。

建築設計をやってた頃、
新築に設置するシステムキッチンを選ぶので
メーカーのショールームに
お客様をお連れしました。

私たちの担当に付いた女性は、
女子アナのように声も容姿も
美しい方でした。

が・・・

なんとその女性の口臭が
近くに寄れないくらいニンニク臭い!

もう臭くてお客様も私も
何を説明されたか分からない状態で
ショールームを後にしました(笑)

それが原因かどうか分かりませんが、
そのお客様は、キッチン設備の
メーカーを変更しました。
 

たったそれだけのこと

と思うかも知れませんが、
購入するのは「モノ」でも、
対応するのは「人」ですからね。

第一印象がどれだけ影響を及ぼすか、
はなり知れないですが、ここまでくると
プロ意識のなさが問題です。

 

では、一度、第一印象を悪くしたら
リベンジするのは難しいかと言うと
必ずしもそうではありません。

それには返報性の原理承認欲求という
心理を応用する手があります。

※返報性 (へんぽうせい)
人の持つ心理のひとつで

人は他人から何らかの施しを受けた場合に、
何かお返しをしなければならないという感情を抱きます。
こうした心理を「返報性の原理」という。

 

承認欲求は、私たちは、
他者から認められたいという
欲求があるので高く評価されたり
好感を持たれるとそれに応えようとします。

これらの心理は、
あなたの過去の体験にもあったはずです。

あなたが第一印象を悪くされたとしても、
こちらが相手に好感を持ち続けると、
ラベリングをやり直してくれる可能性があるので
諦める必要はありません。

 

今回の話しは、

こうした計算をしながら、
コミュニケーションするということでなく
相手に誤解されたとしても、心から相手を
尊敬する気持ちを持ち続ければ、
定着したラベリングが変わるかもしれない

という話。

 

 

【小さな実践】16/1000
相手が自分をどう思っているかより
自分が相手をどう思っているかを考えてみる