恥ずかしい思いをしました。
 
というのも、昔の建築関係の職人さんと
バッタリ会ってホテルラウンジでお茶した話
 

とにかく、その職人さんは、
とてつもなく地声がデカイのです。

そう、恥ずかしいくらい(笑)
 

ホテルのラウンジは静かで、
私たちのテーブルはラウンジの中央。
 
はたから見ると、
まるで喧嘩でもしてるくらい声がデカイのです。

私は「少し小さな声で話しませんか」
と言うと少しの間は抑えていますが、
すぐにデカイ地声に戻るのです。
 

もう、周りが気になって
話の内容が耳に入ってこないのです。

職人さんと私では話す速度もトーンも違います。
周囲の視線にさらされ状態です。
 
  

建築の職人さんは普段、
騒音がある現場で会話すことが多く
どうしても声が大きくなるのでしょうね。
 

で、

取り敢えず、この場を乗り切ろうと、
あることを試してみたのです。

  

私の椅子をテーブルに近づけ、
少し前のめりの体勢で小さな声で話すようにしました。

しばらくすると、職人さんの様子が少し変わり始め、
だんだん声が小さくなってきたのです。

おまけにそれまでふんぞり返っていたのに
椅子に座り直しテーブルに近づいてきたのです。

不思議でしょう(笑)

 

これは自分が望む形に相手を巻き込む方法です。

この場面だと私が望む形は「静かに話す」なので
その行動を相手の目の前で作ったのです。
 

私が小声で話していると
職人さんは自分の行動(大きな声)に違和感を感じるようになり、
最初に行動をとった私に無意識に合わせようと
声が小さくなったのです。

 

最初の段階では、
私が職人さんのペースにハマッていました。
 
言葉でいくら理解してもらおうとしても、
職人さんは「大きい声」が習慣になっているので
すぐに元の状態になったのですね。

 

友達の中に地声の大きな人がいたら
試してみて下さいね。