5月も終わり明日から6月ですね。
若い頃は「光陰矢のごとし」と聞いても
一日が長いと感じていましたから
月日が経つのを早く感じませんでした。

人の感覚って不思議ですね。

 

ところで、最近、初対面の人と
会う機会が多くなりました。

 
初対面では数秒で第一印象が
決まると言わていますが、

高校一年の時、
第一印象が最悪だった男と
二年に上がる頃には親友になっていました。

 

まぁ、第一印象が悪くても
接触頻度が多ければ好きになることが
ありますが、その逆もあります。

 
たまになら我慢できるけど
できるなら会いたくない関係性が悪い人。

 
関係性が悪い相手と話していると

「これだけ話しても何で理解してくれないんだろう
この人、アホじゃないの!」

なんてことになり、
話せば話すほど会話がこじれる場合があります。

これには理由があります。 

 
これらは相手からの情報を、あなたのフィルターを通し
自分の言葉に訳して判断するからです。

  
相手の言葉を次の3ツで自分の言語に通訳します。
これがあなたのフィルターです。

 
「省略」 「歪曲」 「一般化」

このフィルターを通ると、自分の思い込みを、
まるで相手が言っているかのように認知します。
 

一般化する言葉は、誰もが日常よく使っています。

例えば、
あなたの周りの人2~3人が
Aさんの悪口を言っているのを聞いて
第三者に伝えるとこうなります。

 
「皆んなAさんの悪口を言っているよ」

 
実際は自分の周りの2~3人なのに
まるで関係している全員が
Aさんの悪口を言っていることになっています。

また、聴く側も皆んな言っていると思い込みます。

 
このようなことがないように、
プライベートも仕事も情報は正しく相手に伝えたいものです。
 

正しい情報のやり取りは、「質問」が有効的です。

相手の言っていることだけでなく、
言っていないことを聞き出す質問。

 
相手の話が
一般化されてると思ったら、
下記のような質問をしてあげると
誤解や言い忘れを思い出させて
あげることができます。

「私はいつもついてない」

ラッキーなことは一回もないの?
なんでついてないって言えるの?

「今、私は頑張るしかない」

頑張らなかったらどうなるの?

「人前で意見が言えないのです」

人前で意見を言うとどうなるの?
人数に関係なく言えないの?

 

「この仕事は急いで終わらせて」

どのくらい急いだらよいですか?

 
などと質問すると、「揚げ足を取るな」と
喧嘩になるかも知れませんよ(笑)

相手の気持ちを損ねないように
質問すると会話が広がります。

 

よくツーカーの仲という相手がいます。

これは相手を理解しようと
キモになる質問を無意識に相手にしているのです。

長年、暮らした関係性の良い夫婦なら
相手が1言うと3理解できるかも知れませんが、
そんな夫婦でも毎日、関係性を整えているからこそ
理解できるのではないでしょうか。
 

元々、会話には欠けたところがいっぱいありますが、
欠けたところは質問によって回復できます。

ただ、

できれば「何故」という問いかけは
しない方が良いです。

「何故」という質問をされると、
状況によっては相手から責められているように
感じて言い訳を引き出してしまうことがあります。

 

今回はフィルターの中の一般化の話しをしましたが、
コミュニケーションは、あなたと相手の
二つのフィルターを通って会話が成立しているということ。
 
目的地は同じでも
あなたと相手は、別々の違う地図を見ているので
時々、双方で確認をしましょうという話しでした。

 
と言うことで、

お子さん、配偶者、同僚、友達など
相手の一般化された言葉を見つけて
問いかけをしてみましょう(^^)

 
もしかしたら、
いつも一言で終わる冷めた会話も
少し広がるかも知れません。
 


 

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