コンビニの週刊誌や漫画が
立ち読みできないように
閉じられているのを見て思うこと、

立ち読みはいけないこと
それはよく分かっているつもりですが、
実際に売上的にはどうかという話。

 

最近のコンビニはLED照明で
店内を必要以上に明るくしていませんが、

昔のコンビニはやたら明るく、
本のコーナーは必ず通りに面して
窓側にありました。

どうしてでしょうか?

 
人は本能的に暗いところに恐怖を感じるので
明るいところに集まります。

特に寒い冬なんかは、
知らない街でコンビニの灯りを見つけると
ホッとして入りたくなるでしょう。

 
通りを歩いていて、
コンビニで本を立ち読みしている人がいると
店に入りやすいでしょう。
 

もしもコンビニに、
一人もお客さんがいなかったら
何か居心地が悪くないですか。

店にもよりますが、
スーパーなどは「活気」がないと
この店の商品、大丈夫かなと不安になります。

 

私が若い頃の話、

コンビニの代理店長をやってたことがありました。
その店は、通路に座って本を読む
たちが悪い学生が多かったので

実験的に一週間だけ
週間本に輪ゴムをして立ち読みできなくしました。

ところが、 

その一週間の売上はガタッと落ち込み
回復するのに時間がかかり、
一度、離れたリピーターは戻ってきません。

 
売り手側の視点で言うと
立ち読みできる状態にする方が
他の商品の売上が上がるのですが、

お客さん視点では、
赤の他人が見て表紙がシワになった本は
買いたくありません。

 
一部の本の償却に重きを置くか
その他の商品の売上を考えるか
経営者の考え方ひとつです。

 
一つのモノ事には、いく通りも視点があり、
何が正しく何が間違っているか
判断できない場合があります。

 
前回でもお話しましたが、
自分の概念や価値観を外し、
枠の外から俯瞰すると

自分の想いと違ったり、
腹が立ったりしたことも
違う形で観えてくるかも知れません。

お客さんは立ち読みをしても
本だけ見てすぐに帰ることは少なく、
ついでに他の商品を買います。

「本を読ませてもらったかわりに商品を買う」

という消費者心理です。

例えこれがなくても
コンビニで、ついで買いの売上は
意外に大きいのです。

 
今でこそレジ横で 
焼き鳥やコロッケの販売は普通ですが、

コンビニのレジ横の
唐揚げを置いているケースに
焼き鳥を入れて販売したのは
全国で私が初めてだったのです。

当時のコンビニは、
唐揚げやフランクフルト以外を
調理販売してはいけなかったので
本部からは大ひんしゅくでしたが、

そのおかげでうちの店は、
立地条件が悪いにもかかわらず、

清涼飲料水やアルコール類も売れ
毎月の売上は駅前店なみだったので
いつの間にか本部も販売許可を出してくれました。

という昔話はさておき、

  
モノ事の観え方は
どこにフォーカスするかで変わります。

何か出来事があったら、すぐに結論を出さずに
違う視点からはどのように観えるか
考える習慣にしてみて下さい。 

これを実践してると、あなたに
専属コーチがついているようなものですよ(^^)
 


 

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