今日、テレビを見てたら、
人が少なくなった商店街の話題作りに
金魚を利用している地域がありました。

 

最近、有名なところでは、
金魚アートアクアリウムなどの
イベントがあります。

 

私も行ってみました。
 
行くまではとても楽しみにしていたのですが、
いざ行くと、まるでSF映画のワンシーンで
金魚が生体実験されているような感じ。
  

周囲の観客から聞こえてくるのは
「キレイ!」とか「カワイイ!」という
大人の女性の声がほとんど。
 
中には「可哀想~」という子供の声がすると
内心、ホッとする気持ちになりました。

 

一緒に行った友だちが、
「金魚が寝る時間に水槽をライトアップし、
まわりに人がいたらストレスがかかって死んでしまう」
と言っていたことが耳に残っています。

 

そんなことを言うなら、
祭りの金魚すくいはどうなの、、、

ですが、

金魚すくいの金魚はもっとストレスがかかります。
古くからある子供が楽しめる遊びですが、
金魚が可哀想と思ったことは一度もありません。

 

どこが違うのか考えました。

金魚すくいですくった金魚は
持って帰って飼うことが前提になっているので
そこには小さな育みや慈しみがあります。 

しかし、イベントの金魚は
ただ観せることが目的なので、
そこには育みや慈しみはありません。 

 

物事は、
視点を少し変えるだけで
観えるものが大きく変わります。

考え方もそれぞれです。

 

観たかったけど実際に観たら幻滅した人。

始めから観たくない人。

観たかったし、観たらより感動した人。

 

このように個々で価値感が違うので
どの考え方も間違いではありません。 

 

実際に観に行って写真を撮っている私が
「可哀想だからやめてほしい」などと
言ったところでなんの説得力もありません。

 

ただ、

今回のことで私にできることは、
 
このイベントを批判をしたり、
知り合いに行くなと強要することではなく、
二度とお金を払って加担しないことにしました。

 

生きとし生けるものは育み慈しんでほしいものです。