あなたは人から用事を頼まれると
断りにくいタイプですか?
実は私は断りにくいタイプなんです。
よく事務所に
「少しだけ話を聞いてもらえませんか?」
という電話セールスがよくかかってきます。
不思議なもので、
相手に「少しだけ」と言われるとすぐに切れません。
「少しだけ」と言う意味は、
「大した用事ではないので取り敢えず聞いて下さい」
という意味だと解釈してますが、
一度聞いてしまうと切り難くなりますよね。
こんな時、私は
「少しって何秒くらいですか?」
と聞き返すようにしてます。
意地悪ですね(^^)
営業マンは、お客様に「Yes」しか言わさない
テクニックを持っています。
「今日は天気が良いですね」
というような一般的な挨拶などで、
否定の返事ができないようにして
お客様の方から肯定的な言葉を引き出して
本題に入っても聞いてもらえる状態にするそうです。
私が会社員だった頃、
忙しい部下や同僚に仕事を頼む際、
Aさんにやってもらいたい仕事を
二つ用意しておいて、最初はAさんに
負担が大きい仕事の方を頼みます。
Aさんにその仕事を一旦、断ってもらい、
それじゃと本来Aさんにやってもらいたい
仕事を頼むと二つ返事で引き受けてくれます。
この心理は、
最初の負担が大きい仕事の次に
軽い仕事を与えられたことで、
Aさんから見ると、私が譲歩した感があり、
軽い仕事まで断るのは、私に対して悪いと思います。
つまりAさんは、最初の罪悪感を次の仕事を受けることで
償おうとしているわけです。
相手から「Yes」をもらう方法は色々あります。
前にもお話した
貸しを作っておいて、頼み事をすると
相手が断りにくいという「返報性の原理」があります。
こういったテクニックは、
職場やプライベートでも使えますが、
けして悪用はしないで下さいね(^^)