私がまだ会社員だった頃の話
 

私がいた会社は、
年に一度、社内全体で改善提案の
アイデアコンテストがあったのです。
 

その頃から、
人前に出る緊張感がたまらなく好きだった私は
上司に自らコンテストに参加する意思を伝えました。

所属している課で昼休みには
毎日、作戦会議。

そしてコンテストの一週間前から
昼食の休憩時間に課全員の前でリハーサルです。 

これは苦痛でしたね。
  

芝居の稽古じゃあるまいし、
コンテストは他者との連携がないので
そこまで力を入れてやらなくても、、、

 
そんなこともあって、
コンテストには超ネガティブなイメージで
参加することになったのです。

チームで作った内容が良かったので
入賞しましたが嬉しくなかったです。

一週間、皆んなの前で延々と同じことを
何度もやらされたリハーサルが
トラウマのように残っていました。

 

リハーサルというのは
実際に行っているつもりで五感を働かせて行なうと
本番を体験したこととして脳が騙されます。
そうすることで 未知への恐怖感がなくなるのです。

私の場合は、未知への恐怖感どころか、
昼食の時間まで皆んなを巻き込んでやった
ネガティブイメージの方が強く残りました。 

 

練習はやり方しだいで逆効果になります。
悪いイメージが定着すると
悪いイメージを練習しているのと同じです。
 

コンテストでも、
嫌なイメージが本番でも出ているのを
やりながら感じていました。
 

何でも反復練習をすれば
良いというものではなく、
課題にあった適切なやり方でやらないとね。