クレーム処理って嫌ですよね。

クレームの中に、お客様サービスのヒントがあるのは
理解はしていても、何かしらネガティブになります。

 
中でも建築業などは金額が大きいぶん、
クレームの怒り度も大きいのです。
 

私がまだ駆け出しの頃、
いつもお客様のクレーム対応をさせられていました。

たいてい、家が完成してしばらくしてクレームがあります。
お客様からクレームの呼び出しがあると、
先方に着くまで不安で不安で仕方ありません。

 
このような苦痛を伴う行動の前には、
必ずできない理由を探し、それを正当化するので
モチベーションが上がらないのです。

 
私もそのような若い頃があり、
今では苦痛から逃げないようにはなりました。

が、

今までの人生で経験したことがない事が
数年前に、突然、勃発しました。
 

お袋が認知症になったのです。

 
パートナーや知人から、
ある程度、認知症のことは聴いていたので
予備知識がありましたが、どこか他人事でした。

 
心筋梗塞から今度はお袋の認知症。

 
どこまで私を追い込むのかと運命を恨みましたが、
不思議にこれまでとは違う思考が働きました。

 
「今の自分にできることは何だろう」

と考えたのです。
 
出来ることできないことを整理し、
自分が出来ることだけをやり、できないことは人に任せました。

これが後になって分かることですが、
介護の共倒れにならない方法だったのです。

 
これをビジネスに置き換えると、

何か新しいことを始める際、
行動が起こせないのは、全て自分でやろうとして
スタートのハードルを上げているか、
下記のようなできない理由を探しているのです。
 

「お金がない」→お金がなくてもできる方法を探す

「人脈がない」→友達や知人に紹介してもらう

「時間がない」→計画表を作り見える化する

「技術がない」→アウトソーシングする

「知識がない」→専門家に依頼する

 
このように行動習慣は
思考に影響されることが多く、
思考習慣を変えると行動も変わります。

思考と行動は隣り合わせ、
どちらかが引き金になるとモチベーションが上がります。
 

私の場合は、

行動した後で、閃きやアイデアが湧き出てくるので、
実践しながら改善するのが合っているようです。

でも、あなたは違うかも知れません。
 

もし、あなたの中にやりたいのに行動できないことがあったら、
何がブレーキになっているのか
ノートに書き出してみませんか。
 


 
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