先日、Facebookで
私の「仏頂面」の写真を投稿したところ、
自分が思っているより酷くないようです。
もちろん友だちですから
サービスコメントであることは
重々承知しておりますよ(笑)
私は人と繋がりを持つのは好きですが、
何の関わりもない人混みの中は
ただ疲れるだけで好きではありません。
先日、こんなことがありました。
初対面の方との打合せだったのですが、
その人は少しオドオドした感じの人で
第一印象は頼りなさそうな印象です。
打合せが始まると、案の定、説明も要領を得ず、
自分がどこまで説明したか忘れて
「どこまで話ました」って度々私に聴くんです。
「なんやこの人・・」
と思いながら聴いている私の仏頂面は、
彼によけいなプレッシャーを与えてるのでしょう。
さて、今回の打合せを見える化すると、
いったいどんなことが起こっているか
写真「認知と行動のブラインドループ」で説明しますね。
これはあなたと相手が対面している場合の
コミニュケーションを見える化したもので
この中の「行動」というのは表情や態度のことです。
「自分の認知」（相手の言葉や行動をあなたが認知する）
↓
「自分の行動」（認知したあなたが反応する行動）
↓
「相手の認知」（あなたの言葉や行動を相手が認知する）
↓
「相手の行動」（認知した相手が反応する行動）
この流れが繰り返されるのが
あなたと相手とのコミニュケーション構造です。
活字で書くと難しいそうですが、
日常的に無意識の領域で行われている
コミュニケーションの基本ループです。
今回のリアルな例で言えば、
初対面の彼をAさんとしたら、
私がAさんの話を訝しげな顔で聴いていると、
Aさんは「自分の話しが難し過ぎるのだろうか・・」
「それとも内容に問題があるのだろうか・・」
と気になりながらも話を続けます。
私はそんな不安そうな顔をした
Aさんの話しを聴いても説得力がないので、
よけい仏頂面になります。
Aさんはそんな私の表情を見て
「やはり、伝わらないのかな・・」
とAさんは私の行動（表情）を観て想像します。
このように、Ａさんが観て感じた私の行動は、
Ａさんの中で歪曲、削除、一般化され、
それがＡさんの行動に出てきます。
どうでしょう。
コミュニケーションは
お互いが想像の域で話しているので、
一度、誤解が生じると負のループに陥りやすいですね。
ここで、ひとつ質問してもいいですか(^^)
この4つの認知と行動のループの中で
自分が観えないものはどれでしょうか？
「自分の認知」→「自分の行動」→「相手の認知」→「相手の行動」
あなたの行動（表情・態度）は、あなた自身に観えません。
「こんな表情で話しているんだろうなぁ」程度の想像の域です。
そのような、あなたの行動を観て、
相手がどのように認知しているか
あなたは観えません。
そう、
答えは「自分の行動」と「相手の認知」です。
通常のコミュニケーションの場合、
双方、観えないところを善意で想像しているので
負のループになることはありませんが、
何かの拍子に悪意の毒素が出始めると、
歯車が咬み合わなくなります。
コミュニケーションは
人との繋がりを深くし、信頼関係を構築できる
素晴らしいスキルですが、一度、狂い始めると
いがみ合うようなことに発展しかねませんので
時々は、このことを思い出してみて下さいね。
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